2016年9月18日

Tokio new fish market problem drawn up plan without soil base.

I think observer is not adviser. But Japanese news media say......


平成28年9月16日付けで発表された一般資料を見て思うこと。

 まず最初に言っておきたい「私は都民だ、いい加減腹が立っている!」と。とりあえず、2重国籍でも国家元首を目指せるというゆる〜い党首選認証が出たすごいタイミングではあるが、それってのもいかがなものかだが、豊洲の魚市場施設下に土がなかったなんてのは、論外だろ!
 ただ個人的に思うのは、どうして報道はある種のシナリオみたいなものに則って行われるのか、そこが不思議でならない。

 シナリオ的に変だと思ったこと。
 時系列的には、土壌がめっちゃ汚染されてたので、環境に強い人たちを招集し専門家会議を持ってどんな方法をとったら一番いいんでしょうねと提言を出してもらった。この提言を受け、技術会議が法に則ってどう施設を建設するかを検討するということになっていた。


ちなにみにhttp://www.shijou.metro.tokyo.jp/toyosu/faq/03/に書かれております。
 これを見る限り、専門家会議はオブザーバーであり、技術会議はアドバイザーだと思われます。アドバイザーはオブザーバーの提言を頭に入れつつ自由に検討できるわけです。この場合必ずしも提言に従う必要はないわけです、ましてやそれ以外の方法をとったからと言ってオブザーバーに再度指示をあおぐという必要はないと思われます。オブザーバーへ戻すというのがあるべきだというのは妙だなと感じた部分です。


 で、技術会議としては法律とコスト、技術的な問題をクリアする方法を編み出し、現実の設計図が作成されると思われます。たしかにこのあたりで、関係諸団体への利益誘導とか既得権の混入などの作業は膨大に行われるだろうなとは考えられます。 そういったものが皆無の箱物なんて、そりゃ皆無でしょというのが私的意見。
 技術的観点からいけば、ページに法的にクリアできる要件が書かれてますが、それでもいいのにかなりゴージャスな対策をしたことは間違いないとも受け取れます。

いずれにしてもこの二者の立場は全く違うと私は思っているのですが、オブザーバーにものすごい決定権がある、もしくはそれに従わなければならないような報道は明らかに間違いだと思います。「じゃあそんなもの設ける必要ないじゃん」と言われそうですが、そうでもないと思う。今回の場合は建物以外は土を盛っていたわけだから、都庁としてはある程度都民に納得してもらえるかなと考えた可能性は高いと思われるのです。

 と書いてても腹が立ってしょうがないですけどね、私!

 さて、それはそうと週末発表された内容が以下…実はこれが本題

豊洲市場における土壌汚染対策等に関する専門家会議というものですが、はい、小池知事の元緊急招集されている「アレ」です。http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2016/09/16/06.htmlで公開されてて、座長さんは前回を引き継いでいるようです。よく見ればシステム的にもオブザーバー。これが何を意味するかはもうお分りになるでしょう。

※番外※
私も仕事柄、一応専門家という形でオブザーバーとしてチョロチョロ呼ばれていくことがあります。下手をすると守秘義務を課せられることもあります。ただひとえに残念なのは、ボク自身が小者なので誰一人それに対する報酬を出そうというような人や組織に巡りあったことがありません。いろいろ意見を参考になればと言ってみたりもしますが、呼ぶ側がそれを参考にして意見採用する人にも出会ったことはございません。その理由は、だいたい社会人なら理解できるかと思います。いや、無理なのか今の日本じゃ?