2016年3月2日

ダブルタイヤの効能?


I think so dual tyre better than single tyre.


 長いこと愛用していたモーターホームはHymer S660というモデルで、Mercedes Benz 409なるシャシーでロングホイールベースのリヤダブルタイヤだった。乗り心地はゆったり落ち着いたもので、モーターホームらしさを堪能していた。

●I had ride '89 S660 till few years ago that have rear double tyre. Long wheelbase and double tyre appear luxury ride feeling. 車両サイズ、運転のしやすさなどが、日本を走るのにちょうどいいと感じていたものである。

 ダブルタイヤでありがたいと思ったのは、やっぱり冬。しかも雪の中であり、スタッドレスを履いていなくても意外と動かせてしまうことだった。もちろん、スタッドレスのほうがいいのだけれど、雪や凍った環境に早々乗って行かなかったので、乗用車のように履き替えて用意するというのがおっくうというか不経済というか。
 また、高速道路を走行中バーストするという怖い経験をしたこともあるが、幸いリヤだったため瞬間パニックに陥ったものの、なんとか対処することができたのも有りがたかった。早め早めのタイヤ交換がいかに大事なことかを、身を持って感じたものである。
 そんな経緯もあってダブルタイヤ信奉者なのであるが、国産モデルで大人気のシャシーであるマツダ・ボンゴがモデルチェンジし、リヤがシングルタイヤに。耐荷重は増えたようだが、それだけではない効能が消えてしまったようで残念でもある。このあたりは、どのジャーナリストも耐荷重が増えたことをピックアップして褒めているに違いない。

●バンテック社のジルスキップ480というモデルがあって、ベース車両にカムロードではなくダイナトラックが指定できるため、リヤダブルが選択できる。今となっては希少な存在かも。

 以前仕事で乗った試乗車にリヤダブルのジルスキップというのがあって、やっぱりリヤダブルいいなぁ、車体の安定感がいいなぁ、ブレーキ安心してかけられるなぁ、などいろいろ感じ入ることがあった。
 世界的にもダブルタイヤは減少方向になるので、こんなこと書いていても時代に流されるしかないんだけど、運転しているとこの安心感はやっぱりダブルタイヤに軍配が上がると思っているのである。