2016年4月5日

Japanese famous motorhome "Zil 520" 2016 model impression.

Base chassis is Toyota CAMROAD, it's a exclusive use for Japanese motorhome. 重量バランスが非常によく、ディーゼルエンジンで軽快に走る。


●I was test drive in March that is after February announcement.

 大人の事情…ということもあり試乗記を書かせてくれる媒体も減りいろいろ難しくなってきて、そうは言ってもキャンピングカー関連ライターが生業だと、乗ってイメージはつかんでおかないと仕事にならない。そんなグチにも近い話を漏らしたら、「明日ヒマっ⁉︎ ちょっと乗って欲しいんだけれど」と言われて乗らないわけない。
 それはとあるアイドル歌手グループの、Music Video撮影エキストラとしての参加。極寒の中で撮影ってのも、アイドルのあのヒラヒラな服装でツラそうだなぁと傍観しながら、富士で1日過ごしたのである。
--※そのMVが公開されたことで、この記事をアップしてみました。どっかに映っているかなぁ?※---

●Drive impression is HERE! Sorry only Japanese... Price is HERE!!

 運転してみた印象はそちらのコラムページを見てもらうとして、せっかく乗れたので中をゴソゴソ歩き回ってみた。実は夜出発で朝入りだったので、途中の駐車場で一晩過ごしたのである。その日の外気温は0度、当然寒いのでFF暖房を点け発表後間もないレイアウトをあちこち見て回った。

【Sleeping space】
●Front bunk bed and rear dual layer bed, of course dinnet possible change to the bed.

 ジルと言えば、リヤエントランスで広いラウンジというイメージだが、この520はリヤ2段ベッドを持つオーソドックスなダイネットを持つレイアウトで、どちらかといえばファミリー向け。リヤが広々ダブルベッドのモデルは520ノーブルとなる。ボディサイズはこの3台で同じ。

【Kitchen】
●It use indirection lights in whole room.

 間接照明を眺めながらチビチビやっていたら、FF暖房が効きすぎて暑い。ベバスト製のそれを最強にしていたからだが、期せずして断熱が意外に良いことを体感。その後暖房スイッチ目盛を半分にし、薄手のシュラフを掛け少し横になったものの、朝方まで寒さを感じることはなかった。

【Sanitary fittings】
●Dometic cassette type toilet, big mirror, shower...

 パーツが大量に投入されるトイレ&シャワールームだが、どの部材も新しいタイプのものが使用され最新モデルであることがよく理解できる。日本では、処理のしやすさからやっぱりカセットトイレの利便性が高い。

【Equipment】
●This model don't have a roof airconditioner, but separate type airconditioner is possible move by Sub Battery. LPG is supplied to stove by cassette type, because fridge is 1way. FF & water heater are not LPG too.

 特徴的だった装備、セパレートタイプのエアコンも今ではかなり多くのモデルが採用している。ただジル520の場合、走行時のオルタネーター発電だけでなく大容量バッテリーによるおおよそ4時間の駆動ができるのがありがたい。夏場のS.A.休憩で、ペットを車の中に残したまま食事に出たりするのは忍びないからね。
 装備も充実し、走行時のバランスが良く使い勝手も日本人に分かりやすいなど、かなり熟成度合いが高い。絶対的な容積を除けば、欧米のモデルに肩を並べるかそれ以上になっているかも、と感じられる仕上がりであった。