2016年3月8日

Homemade Alcohol Stove, part2

Very Simple Single Alcohol Stove. 1缶で作る、アルコールストーブ


Test run is here!  <--- Check it out!!

 効率とかいろいろ考えると面倒だけど、単純に空き缶1つでストーブが作れてお湯が沸かせたら、自らが相当危機的状況に陥ったときでも慌てないでしょ、というわけでかなり洗練されたと思うつくり方を上げておきます。
 フェイスブックとかで上げていたのが縁で、コレまで何度かワークショップやりました。おかげさまで好評をいただいておりますが、見ず知らずの人から自腹で出かけてやってねと言われるのはちょっと辛いなぁ、と思うこともあり…。確かに遊びの延長なのは間違いないんですけどね…。

 さて気を取り直して、いってみましょう。缶はアルミの350・500ml缶を1本用意。中身は要りません、飲んじゃってください。見ていてカッコいいコンロにしたいので、この作り方ではバーナージェットになる穴を開ける必要があり、ドリルか画鋲のようなピンがを用意する。あとはカッターナイフとハサミ、マークする油性ペンなどがあると便利かも。

●氷結のペコペコした側壁を見て「コレだっ!」と思って作製しましたが、その辺りはちょっと説明すると大変なので割愛します。

●これまでいろいろやってみて、バーナージェット径は〜1mmが良いようです。まずは缶の形状がしっかりしているうちに穴開ける。開ける位置は、缶の上部の肩あたり、8ヶ所開けてみました。位置的にはここより上だと、上に何かを載せた時うまく燃焼してくれないことが多い。

●穴を開けたら、上下同じ厚さで缶を輪切りに。あまり深くするより、4〜5cmでいいと思う。分かりやすいよう、油性ペンではなくマスキングテープで位置を見せてます。カッターやハサミであっさりカットできます。

●切り出しが終わった状態。今回は、上部分に下部分を差し込む形で仕上がります。ペコペコ部分は、上下パーツの丸い溝にちょうどはまるよう、1度帯にしてスリットを入れ組み直し直径を変え、内壁になるようにする。こうしてできた内側空間で気化したアルコール圧力が熱することで高くなり、バーナージェットから勢いよくガスが噴出する仕組みなのだ。

●上部パーツにカッターかハサミで、中心から放射状に切れ込みを入れ、ペコペコ曲げながら金属疲労による切り取りを行う。切り出した直後は、カッターやハサミの背で切り口を舐めしておこう。手を切らないようにするためにもね。

●内壁になる帯は、上部パーツ側はかしめている溝にちょうど内側からはまり、内壁下部はきれこみをたくさんいれ、下部パーツの溝に自然と適合するようにしておく。このスリットからアルコールが内壁内に流れるという機能も併せ持たせている。

 これで完成である。慣れると5分で出来る。あとは中にアルコールを入れ着火するだけ。少し温まってくるとバーナージェットからの噴出ガスにも火が移り、上にヤカンなどを載せても燃焼が続くようになる。これだけである程度のことができてしまうのだ。
 簡単でしょ! というより作って楽しいです。お湯沸かしてカップ麺作るだけでも、なんか充実感満点です。お試しあれ。