2016年2月19日

最近の取材道具、コンパクト化

I always bring iPhone 4S iPad mini camera voice recorder and router for coverage.

 まあ何というか、お世話になってきた出版社からお仕事を振られることが激減し、巨大な一眼レフを持ち歩く必要がなくなってきたのはある意味助かる。4日間通い詰めたショーの取材もこれだけでこなせたし。

●全部古い…iPhoneは4年前、ミニは初代などなど、最新がiPhoneという悲しさ。結論から言えば、設備投資するお金と必要性が無いわけです。

 まあ困らないと言えばそうなのだが、実はいろいろ使って残ってきた機械だともある意味断言できる。その背景には、あまりにも進度の早いガジェット類とソフトウェアの問題が絡んでいる。
 ちなみに残ってきた理由は、まずカメラは画素数が雑誌で使うのに足りていて使いやすいインターフェースを持っていたこと。そして720pのビデオがステレオ録音ででき、外部マイク端子が付いていること。この端子の問題が現行モデルでもなかなか解決できない。仕事だと長時間にわたる撮影が必要なので、交換電池がサクッと使えることも大事。
 WiFi機能付きのメモリーは、今時のデジカメだとその機能が本体内蔵なんだろうけど、当時のカメラにはなくて、さらにiOS主体で仕事するとなると取り込む方法が必要なわけです。
 ボイスレコーダーは見ての通り。PCM録音が当たり前になる直前のWMAファイルを生成するやつ。古過ぎる…。当時はPCにUSBメモリとして刺すだけで使えるという点がスゴい便利だなぁと感じたものでした。
 そしてルーター。これは内蔵電池で動くやつで、SDカードなどを使って一眼レフなどで撮った写真をやり取りできるサーバー機能付き。デフォルト設定でFTPサーバーが動いているとか、インターネットルーターになるとか、無線LANが組めるなど多機能であることを後で知ったのだが、購入当時はiPhoneの写真をメモリーに取り出し保存する機器として発売されていたものを購入。

●メモリーカードとルーターには、それぞれ専用のアプリが配布されていて今の所接続はこれで大丈夫だが、FTP通信したほうがファイル形式を考えなくていいし話が早いのでその手のソフトもiPadなどに放り込んであります。

 流れとして、スチールと動画はあっさりiPadに取り込める。ボイスレコーダーも FTPソフトで簡単にアクセスできるが、ファイル形式WMAを読み込むため、随分と前に外しておいたマルチメディアでの魔法ソフトVLCを再インストール。原稿は以前記した縦書きソフト類で快適。
 結果、肩掛けカバン1つにマイクとかキーボードもで突っ込んで楽勝で出張に行ける。スゴいよね、それだけでHD動画も編集できちゃうしブログ投稿だってオッケー。つくずくスゴい時代に突入したんだなぁと自分で思うわけだ。