2016年1月30日

今さらながら初代iPad miniを使い倒してみよう企画

だって、電池の持ちがよくて軽量なマシンで原稿書きたいんだもん!

 新年明けてからタイトなスケジュールで自宅にてネット監禁される日々が続き、1月のブログ更新があまりに少ない事態に! これはまずいと今さら慌てているわけですが、それはそれで置いといて。

 廃盤直後、地方の家電量販店で最小メモリ16GBのiPad mini本体を購入。とにかくなんらかのパッドが欲しかったわけです、ある意味必要にかられて。アップルユーザーであったこともあり、まあまあ買って損になるものではなく、出張の時なども大助かりしている。SSH+VNC使って遠隔操作で自宅コンピューターに入り込むアプリ環境もサクッと整えられるしね。それはすでにiPhoneで実現していたものに乗っかるだけだから。
 便利だと色々始めちゃうのが常だが、基本原稿書きが生業だとコヤツで書いてやれって気持ちになる。そこで問題になるのが、全角スペース、禁則処理、縦書き入力。ソフトウエア開発の人には、明らかに嫌われる日本語独特の処理体系。2バイト文字のお豆腐なんて字じゃねぇよと言われればそれまで。禁則なんて日本語だけだし、縦書きで字詰めに合わせて原稿を書くリズムが大事なんて、テキストデータのみをターミナル上で相手にしている人には絶対理解不能な話。なのは十分私だって理解はしている。

⚫︎これまではiCloud使える純正のPages(禁則処理と縦書き不可)で、基本的に大丈夫でした。それに手描きメモとかはSketches(無料です)でご機嫌に編集できたわけです。テキストだけだったら、iテキスト(こいつも無料、しかも禁則処理大丈夫)がよく出来てました。縦書きも見られるし。

 この原稿書いてるのもそうだけど、まずは頭一角落ちの白い全角お豆腐は【 ★】の【】の中身を辞書登録して”すぺ”と入力して変換し★をディリートすることで対処することにした。この方法なら簡単だし、iPad miniをハードウェアキーボードで操作している時、いちいちソフトウェアキーボード呼び出して全角キーを叩かなくても済む。当然ながらこの方法は全角キーすら出せないiPhoneでやっていた小技でありました。
 そんなところに登場してきたのがiライターズ(ありがたいやねぇやっぱり無料)でした。とりあえず今月分の原稿を全部これで書いてみた。さすがに初めて利用するソフトなので、使い方に指が慣れるまで多少時間がかかったのと、縦書き200行くらいかな? を超えたあたりでメモリー不足なのかなんなのか、ちょっとインプットメソッドの動きがおかしくなり、バツバツ落ちるようになった。

⚫︎下に広告があるのがiライターズ縦書き状態、行数見ながら出来て楽チン。もう1つはiテキストの縦書きだが、この状態で入力はできない、入力時は強制的に横組み。


 書き終わってふと思いました。やっぱり大増量している日本語語彙の辞書が別に載っていて、本来のインプットメソッドと連携させるのはある意味難しいのですねということ。縦書きと、パッドを横表示にしているのは、それなりにリスクがあるのね…と。
 思い出したように内包されていたお知らせ書類を見てみると、あれま、外していたiテキストと連携して動かしてなんぼだったわけです。はい、さっそく再ダウンロードして移行してみました。便利です。

⚫︎無料ソフトの組み合わせで、文字数確認とか検索置換が可能になっちゃいました。ありがたいことですねぇ、感謝感謝です。意外と嬉しいのは、カーソルがある段落ごとのカットとかコピーができること。指で選択するより格段に楽チンさん。

 無料ソフトなので、広告が表示されるのが難点といえば難点。使うのがほとんどiPad miniだとすると、テザリングまでして繋ぐことはほとんどなくWi-Fi環境があるところで使うことがほとんどだろうし、ということは広告表示さているデータ通信量は気にする必要はないかと。なんて言いながら、400円なら買っちゃってもいいのかなぁ、と思う。みんなでそうすれば、開発者さんもやる気につながるのでしょうし。

 結論として、iPadユーザーな皆様にはオススメしちゃいます。ものすごい作業が楽になりました。最近は、16GBという少ないメモリ活用のため、ゲームを片っ端から消去し便利アプリのみ残すことにしています。それでも圧迫されちゃうんですけどね。
 それと、今さら購入できないiPad miniの話でいいなと思うことの1つに、解像度が低いということがあったりします。個人的に遠隔操作が主たる目的なので、等倍表示している時それがありがたいわけです。原因は老眼…という寂しい結果です。