2016年8月4日

VR470 drive impression

It's so tight use in our magazine works.


 自分自身では、取材の時に自前装備を持ち込むことが多く追っかけでマイカーの場合が多くあまり運転しないのだが、長距離の場合は借りて移動してたりするVR470というバンテック新潟の車両。


 長期試乗車として編集部で借りているのだが、そろそろ約束の1年になる。が、次のモデルを何にするか決めあぐねている時期であり、少々伸びそうな雰囲気。すでにバンテック新潟さんでもハイエースベースのバンレボのページが落ちているようなので、そろそろモデルチェンジなのだろうか。


 装備はそれほどでもない。ナンバーだって商用車登録の4ナンバー。そうなのです、最近は8ナンバーではないものが結構な人気で、それでいて車中泊がしっかりできるというのが売りになっているモデルが多いのだ。
 とはいえ、サブバッテリーシステムは組まれ水回りも小さいながら完備。テーブルもあるしエネルギー消費量の少ない照明類もたっぷり用意されている。これで普通は十分なんだよね。多分…


 見所といえばセカンドシート。バタフライタイプに折りたためるうえ前後スライド量が半端ないので、商用車としてのカーゴスペースがたっぷりと簡単に確保できるのである。アンカーポイントも用意されているので、バイクなどを載せても固定はかなり簡単。
 後部左右キャビネットには、サードシート風にセットできるマットが収納され、それとセカンドシートでベッドを作る。さらにキャビネット上にもマットを敷き詰め、ファミリー仕様でも余裕の段違い就寝スペースが確保される。


 ノーマルルーフの標準幅ボディ、ガソリン2リットルモデルだけど、パワー不足を感じることはなし。取り回しも「このトンチンカン野郎っ!」と怒鳴ってしまう兄貴分スーパーロングのようなことはなく、普通に町中や路地にも侵入していける心地よさ。
 そんなVR470にフルフラップできるスクリーンテントを積み込み、キャンプサイトに出掛けてみるとこの簡便さがたまらなく素敵。もちろん寝るのは車の中だが、それだけ決まっていれば、キャンプ道具を劇的に減らすことができるんだよね。
 もちろんこの状態なら、今話題の「車中泊=エコノミー症候群」というようなことは起きません。確かに暑さはそれなりだけど、きちんと休息が取れる素敵な環境である。