ヘネシーハンモックという、だいぶ前から気になってしょうがないものを、取材にかこつけて借りだしたわけです。
これがなにかと言えば、モスキートネット、フライシート付きテント、でハンモック。それがどうしたと言われると辛いが、試してみたらいい感じなわけですよ。問題は、1人用のテントだとしてちと高いなぁ...
パックには、本体、フライ、多分木にダメージを与えないようにするためのベルト、が入っていて、低い方をもやい結びで結びつけた。頭になる高い方は自在結びとしたが、留めは2重だとパラコード? っていうのか綱がスルスル抵抗がなくて、3重にして留まった。縄の結び方いくつか知っていてよかったぁを実感。自在よりトラック結びの方にしとけばよかった。
ハンモック本体からは、地面に左右といえばいいのかバンジーコードをペグダウンして、本体の揺れというかひっくり返るのを抑えるようになっている。結構条件が整っていないと簡単には張れないんじゃなぁい? なんて思いながら、まあそのあたりは工夫次第でどうにでもなるかと、多分それくらいできない人は買ってもしょうがないかと、勝手に思う。
メインのパラコードに、フックで引っ掛ける非対称の四角いフライで雨露をしのぐ。もちろん単体でタープのような使い方、ツェルト的にも使える。そもそも軽量化命のバックパッカーさん御用達のうようである。
あまりにもコードが細くて最初不安だったのだが、いざ入ってみると耐荷重はしっかりしているようだ。寝心地はよく、メガネなどを入れるメッシュポケットも装備。フライを外しているときなどは、景色もしっかり見えてゆっくりするには持ってこい。
モスキートネットは、片側がジッパーになっていて、開けてそこから出入りする。多少揺れるので、最初はコツをつかむのが難しいかも。
シュラフを持ち込んで寝てみると、その性能にもよると思うが意外と冬でも大丈夫そうな気がする。またネット上の書き込みを見ていると、サソリとかムカデとかでっかい虫は当然として、日本の環境下で蚊にもネットはきっちり機能しているようなので、夏の昼寝用にもいいのではないだろうか。
まあ、日本人的には就寝時当然靴を脱ぐわけで、その場合どこに靴を置くのかという大問題が残ったのは事実ではある。