2015年11月30日

古い小刀を研いでみた

 木工のお道具袋を開けたら、大学の授業で作った小刀が出てきた。叩いて焼き入れて研いだヤツ。ただ、その時の砥石がだいぶ反ってたなぁの記憶がある。


●最近はダイヤモンド砥石で反りが全くないけど、なんか研ぎ味というか違った感じ。砥げてるのかきちんと面が出ているのか分かりづらい

 見ての通りサビサビ…、よく見るときちんと刃が付いてない。今日はこれを治そうかなぁ〜というわけです。研ぎ始めてみると、400番の砥石では全くダメで、すかさず荒研ぎ用に変更しシャカシャカ。さらにシャカシャカ、疲れてきてもシャカシャカ…。

●なんとか表は面になってきたが、まだ刃の方向に向かってかまぼこ状。

 参りました、電動工具でも使うべきだったかもと後悔するも「あんまりテカテカにしないほうがラフに使える!?」と、悪魔の囁き。この辺にしときます。

●裏はさらに酷い…研ぎが刃先に当たってません、しかもこの当たり幅って広すぎる気がする。

 なんだかネェ、当て金あてて形を打ち直す所からやらなければならない感じ。まあ、とりあえず切れればいい、お魚をサバければいい程度で満足できそう。せっかく発掘した小刀なので、普段のキャンプで使えるよう今後細工していこうかなと思う。
 なんだけど、未使用なのにすでに刃こぼれ、おまけにこの研ぎ具合。何年使ったらきちんと修正できるんんでしょうね、まったく。