2015年12月30日

自分好みに柚子胡椒

市販業務用で美味しいんだけども、違うんだよね。じゃ、作り変えちゃえ!

 明日は大晦日。というわけで我が家の息子たちは親戚の神社に強制徴用されお勤め。カミさんの年末休みは一昨日までですでに仕事開始。自分の仕事は年末進行が年明けにズレ込んでぽっかり空洞が開く。でやることもないなぁ〜と猫と遊んでいるだけの日中。

 もう1年以上前「我が家で柚子胡椒は常備だよ、しかも数種類」なんて初めてバーカウンターの隣で出会った営業マンにほざいてみたら、「ちょっと待ってて、今持ってきますから」と言われ自宅保管してあったらしいものを渡された。
 それは明らかに営業ツールのサンプル柚子胡椒パックなのだが、印象を教えてほしいと…、はい、美味しいんだけど塩の角が立ちすぎと素直に伝えた。その後は我が家の冷蔵庫に引っ越してきて肥やしに。

 つい先日、このブログでも書いたけど柚子胡椒を自作してみたら、これまでの経緯を考えると1年は楽勝な量はあるだろうと思っていたが、あれよあれよと消費するカミさんとコドモ達、こりゃイカンっ! なんとか増量せねばっ!? となった所で、冷蔵庫の肥やしを思い出す。


●出来ました。250〜300gくらいはありそうです。薄めたのに超辛いです

 まあいつも感じていたのが、市販品って柚子の香りがあるだけで柚子そのものの入ってる量が少ないのでは? 柚子風味胡椒なのでは? ということ。このあたりは間違いなく個人の趣味的感想だけどね。

●柚子の油胞が香りのもとだから、表面のつぶつぶ部は全投入。もともとあった柚子胡椒は250gパックで、見ての通りの配分量にしてみた。賞味期限とか消費期限を気にする人は絶対参考にしないように

 柚子は、餅つきに帰ったカミさんの実家そばが柑橘系が盛んな地域だたので、農協系直売所でお安く大量に手に入ったわけです。でルンルンして実家に戻ると「えぇ〜っ!、庭に柚子なってるのに、今日植木屋さん来てるから高いとこも採ってもらえたのに」ですと。ダメになったの柚子じゃなかったのですね、橙…確認しとけばよかったです。

●皮をむいて果汁を絞り、こんなもんかなぁの適当な塩加減でプロセッサーにてペースト状。塩っぱい柚子クリームの出来上がり

 考え方として、タバスコみたいなものと思ってやってます。タバスコだと、唐辛子、岩塩、ビネガーの漬物なわけで、唐辛子と塩は一緒で、ビネガー=酢の部分が柚子果汁、さらに香りと食感の増強に皮と油胞かなと。自作だと、種抜いた唐辛子ボール一杯と同じくらいの重さの塩と果汁、それが取り出せる皮みたいな適当な感じでやってます。
 今回の方法で増量してしまうと、全体的に水分量が増える割に塩分は減ると思われ、ということはいくら塩漬け状態とはいえ日保ちしない可能性はかなり高いと予想。

●日保ちしないかもという予想から、作った果汁ペーストは半分に取り分け、冷凍保存してまた暖かくなったら作り足そうかと考えてます

 ここ数年、我が家の食卓では肉を食べる時にもワサビを、これがたまりません。ここにいくらでも使っていい美味しい柚子胡椒も加われば、お安いお肉も美味しくいただけるというものです。個人的には、餃子のタレに投入するのが大好きなんですけどね。

●大きなパックの半分を取り分けたペーストに投入してみました。気分的にはこれじゃ足りないんじゃないかと思ったのだが、結果的には全然問題なし

 出来上がったものをちょっとペロッとなめてみたら「きゃぁ〜っ、辛い!」いい感じです。落ち着くまで数日はかかるだろうけど、個人的には大正解だったような気がします。

 おうちに今ひとつな柚子胡椒があって消費方法に悩んでいる方、試してみてはいかがでしょう。市販品を利用する利点として、唐辛子を用意するときに自分の手が唐辛子エキスで痛くならない、2・3日経ってその手で触ったまぶたがピリピリするということもない、とりあえずお手軽で美味しくなる。です。

 さて、明日の大晦日は何をしようかなぁ? 冷蔵庫に1kg、冷凍庫に1kgの気の抜けてしまったそば粉があるんですよねぇ。手打ちするの面倒だから、パスタマシンで不味い蕎麦でも作ってみようかしら。不味いと食う気しないか…